清水エスパルスが素晴らしい攻撃力を持ったコーナーキックをしていたので、分析をしていきます。
その最大の特徴は10人で攻めているという点です。
ゴールキーパー以外全員というのはものすごい攻撃力です。
そのコーナーキックを分析していきます。
◆試合情報
明治安田J2リーグ 第35節
2022年9月17日(日)kick off
石川県西部緑地公園陸上競技場
ツエーゲン金沢vs清水エスパルス
0-3
◆ゴール動画
◆守備の配置(➊∼⓫)

〈守備〉
11人全員が戻っての守備をしています。
マンマークを中心としたゾーンとマンマークの併用での守備をしています。
2人(➋,➌)がゴールエリア内ニア寄りのゾーンを守り、1人(➍)がPA内ニア寄りのゾーンを守っています。
残りの選手はマンマークで守備をしています。
◆攻撃の配置(①∼⑪)

〈攻撃〉
フィールドプレーヤー全員の10人が上がっての攻撃をしています。
ボール付近にはキッカーのみで、PA内に6人が入っています。
PA外後方に3人が配置されています。
◆攻撃の戦術
ここからは写真を交えてこの攻撃を分析していきます。
▶最初の立ち位置

CK開始画面では8人しか映っていませんが、この後後方の2人も関わっての攻撃が行われます。
▶ボール付近を③が駆け上がる

後方からPA内ニア寄りのスペースを③が駆け上がります。
この動きでショートコーナーへの警戒は高まりますが、逆に言うと③が注目されているため、さらに後方にいる②への意識は薄くなってしまいます。
これらの動きから②は余裕をもってパスを受けることに成功しています。
▶サイドを崩しにかかる

ボールを受けた②・フリーランしていた③・キッカーだった④の3人でサイドを崩しにかかります。
ボール付近に3人がいるため、守備側はゾーン守備だった3人(➋,➌,➍)がプレスに行きます。
この時、リスク回避と右サイドが無理だった場合の逃げ道として⑤が横パスを受けられる位置まで下がっています。
もともと⑤にもマンマークががいたため、守備1人を無効化できていることも大きな要素です。
▶必ず生まれるスペースを突いてサイド突破そしてクロス

②から④へパスを戻します。
この時の守備陣形は最終ラインがバラバラになっています。
➋はトップスピードで④に寄せ、そのラインに合わせつつ➌は③のマークに付きます。
しかし、実際の最終ラインは➋,➌よりはるかに後ろのため、➋の後方に広大なスペースが生まれています。
自身の近くの相手選手とは駆け引きすることなく③はそのスペースに走り込み、④からのパスを受けています。
結果的にボールを受けた③はダイレクトでクロスを上げ、オウンゴールの誘発に成功しました。


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