
週末の試合から、気になったセットプレーをピックアップします。
①振り返ってスクリーン(広島)
・ゴール動画
・セットプレーを分析
守備

11人全員が戻っての守備をしています。
マンマークを中心とした併用での守備をしていて、2人がゴールエリア内でゾーン守備をしているように見えます。
攻撃

攻撃側はまず1人がニア方向へ走り出し、その動きにわずかに遅れてターゲットとなる選手が同じ方向へ動きます。
先に走り出した選手は途中で来た方向へ戻る動きを見せました。この戻る動きによって、その選手に付いていたマークがブロックとなり、後から動き出したターゲットのマークの間にわずかな距離が生まれます。
その小さなズレが競り合いのタイミングの遅れにつながり、結果としてターゲットの選手が有利な体勢でヘディングをすることができました。マンマークの追従を利用し、わずかな距離を作り出したことで得点につながったセットプレーでした。
②2人がニアへ、1人がファーへ(岡山)
・ゴール動画
・セットプレーを分析
守備

10人が戻っての守備をしています。
ゾーンを中心とした併用での守備をしています。
ゴールエリア内を3人がゾーンで守っています。PKスポット付近では守備2人vs攻撃3人の状況になっています。
攻撃

PKスポット付近で数的有利になっていることを活用した攻撃をしています。
1人フリーの選手が存在しており、その選手をファーサイドへ走り込ませることが狙いでした。まず2人の選手がニア方向へ動き出し、守備の視線と重心をそちらへ引き寄せます。その間にフリーの選手がファーサイドへ侵入します。
さらに、ゴールエリア内にポジションを取っている選手は、ファーへ向かうボールに対してDFがクリアへ入れないように体を入れてブロックしています。
ニアへの動きで守備を動かし、同時にファーでの競り合いを妨げることで、狙った選手が有利にボールへ入れる状況を作ったセットプレーでした。
まとめ
岡山はブロックを使ってスペースを作ることを狙った設計が多い印象を受けます。守備の選手の進路を一時的に制限することで、特定の選手が入り込むスペースを確保する形です。今回のケースではマンマークの人数が足りない状況が生まれていて、そこを突く形でフリーの選手を作り出していました。
その状況を考えると、守備側としては前線に1人を残すよりも、守備に人数を戻して対応する方が安全な場面もありそうです。人数が1人増えるだけで攻撃側PA内の選手全員にマンマークをつけることができます。まず人数を確保することが失点リスクを下げる一つの対応になると言えます。



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